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水草水槽(ネイチャーアクアリウム)のススメ! 「基礎」

水草水槽で醍醐味!水槽の中に広がる景色!

アクアリウムとは

広い意味を持ち水生生物の飼育設備と捉えられています。

なので、水族館のような大型設備も
個人で水槽で金魚や熱帯魚などを飼育するような場面なども、
アクアリウムと呼ぶことができます。

そんなアクアリウムの中でも
わたしが、特に好んでと言いますか趣味として大変好きな水景が
ネイチャーアクアリウム

その水景を作り出さんがために、
水槽内に自然な環境を作り上げるために
微生物のろ過が機能し、あたかも水槽内に自然の水景をそのまま持ち込んだような情景を作り上げる。
この環境作りこそが
ネイチャーアクアリウムです。

ネイチャーアクアリウムでは水草が元気に育ち、微生物が活発に働いていることが条件となりますので
綺麗な水草水槽を作り上げるための方法をこのブログでご紹介しています。

水草は今やアクアプランツ やウォータープランツ、aquarium plants などと呼ばれ世界中で人気が高まっています。


水草水槽をはじめたけれど水草がうまく育たない。
水槽内が苔だらけになってしまったり
水草が枯れてしまうなどでお困りのアクアリウム初心者の方も多いはずです。

ただ水草育成はそんなに難しいものではありません。
水草の種類ごとの特徴や育て方、
水質管理に対する正しい知識と多少の経験さえあれば
熱帯魚などが泳ぐ綺麗なアクアリウムを作り上げることも可能なのです。


アクアリウムにおいて水草が沢山の気泡をつける姿は
非常に美しいもので次々と湧き出るかのように水面に向かって
一直線に上っていく気泡の姿を見ているとついつい
時間が経つのも忘れてしましまいます。

そんな水草水槽を夢見て水草を植え、照明を当てて、
二酸化炭素の添加をおこなってはみたものの中々
思うように水草が育たなかったり。
どうしたら水草から気泡を出すことができるのかだったり

その理由を解明・解決するには水草光合成についてや環境について
今一度考えてみる必要があります。
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水草の種類による光合成速度の違い


植物は光合成を行い生長します。
このことは誰もが知っている事だと思います。
がこの光合成は全ての水草において同じように行われている訳ではありません。

光合成を活発に行う種類の水草とそうでない水草があり
基本的には生長スピードが速く
色鮮やかな水草ほど光合成が活発に行われています。
水中ではその環境に適応するために気孔を消滅させ、
葉のクチクラ層を極端に薄く、あるいは無くし、
細胞間隙を発達させています。

細胞間隙とは酸素や二酸化炭素を流通させる器官で、

水上とは違い極端に二酸化炭素の量が少ない水中で
効率よく二酸化炭素を取り入れるための工夫をしていて
植物の中でも上位に位置する
ものたちです。


その結果、葉が薄く明るい色合いの水草ほどガス交換能力が高くなり光合成が活発になりやすいのです。

アヌビアス種などの深い緑色をした
葉を持つような種類の水草は一般的に生長が遅いとされ、

リシアやパールグラスなどは色鮮やかで生長も早く活発に光合成を行う種類の水草と言えるでしょう。

光合成を活発に行う=酸素をたくさん作り出す事に繋がりますので
必然的に気泡として排出される量も増えてきます。

このように気泡を出しやすい水草と出しにくい水草がある事を理解し、
気泡をたくさんつけた姿を見たいのでしたら
まずは気泡をつけやすい水草を選ぶ必要があります。
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水温・光の量・二酸化炭素

水草光合成を活発に行うには水温と光の量、二酸化炭素濃度が
重要となってきます。

水温に関しては自然界の草花を見てもわかるように冬の間はほとんど生長しません。

そのような気温、水温では光合成は活発に行われない事は容易に推測でき

水草光合成を活発に行う水温は、
弱い光なら25℃前後で、
強い光なら30℃前後と言われています。
では水温は30℃にするのが正解なのでしょうか?

光合成の事だけを考えると正解なのですが水槽内には
多くの微生物や生体が一緒に生態系を作り上げています。

水温が上がると全ての生体の代謝が高まり、
酸素要求量が増えるのに対して高水温になればなるほど
水中の溶存酸素量は減少する傾向にあるためリスクが高まる事になります。

またコケ取りの為にエビ類などを一緒に入れている場合には
高水温を嫌うエビにとってはいい環境とは言えませんので
これらの事を考えると水温は25℃前後が理想となる訳です。

次に光の量ですが光の量は強ければ強いほど
光合成は活発になりますので水槽設備の中でも照明はケチらずにある程度
お金をかけてでもいいものを使う事をお勧めします。

また蛍光灯を使用している場合には経年劣化による照度の低下に注意が必要で
照度の落ちた蛍光灯は光合成が低下する原因にも注意が必要です。

光に対しては明るさは勿論なのですが点灯時間も大切な管理項目になってきます。
水草は明るくなると活発に光合成を行い、暗くなると葉を閉じ休息しながら今度は酸素を消費して生長します。このライフサイクルを安定させる事が水草を健康に保つ秘訣でもありまのでタイマーなどを利用して規則正しい点灯時間を心がけましょう。

CO2は水温と光との条件が揃ってはじめて
水草二酸化炭素を要求してきますので

ここで二酸化炭素の量を添加してあげれば光合成は活発になり
気泡をあげてくれるでしょう。

気泡は酸素O2ですのでその材料となるCO2が不足すれば排出される酸素も少なくなるのは
当然となってしまいます。

二酸化炭素とpHの関係

二酸化炭素はpH値によって水草が吸収しやすくなるものと
そうでないものに変化してしまうことも。

よく水草の育て方にpHが記載されているのはこのような理由からで

アナカリスなどの水草は弱アルカリ性でも
二酸化炭素を効率よく吸収できますが
弱酸性から中性付近でないと
上手く二酸化炭素を吸収できないものもあります。

また水草光合成を行うことにより水中の二酸化炭素は減少し、
その結果水質がアルカリ性に傾いていってしまいますので
その事を防ぐ為にも二酸化炭素の添加で調和をとって行くことに
なってくるのです。
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二酸化炭素の適正な添加量

二酸化炭素を添加するとなると
その添加量はどの位が
適正なのかと言った疑問が必ず出てくると思います。

二酸化炭素の添加量はグラスカウンターで計測する事ができ、
基本的な60cm水槽で立ち上げ当初のまだ水草がしっかり根を張っていないような

水槽では1秒間に1滴、
多めに水草が入れられている水槽や水草が元気に生長し出した水槽などでは
1秒間に2、3滴が適量とされています。

ただ水槽の環境ごとに正しい添加量は変わってきますので
濃度を計測しながら適正値を把握していく事が望ましいでしょう。

計測の一例として照明点灯前のpHが中性付近の水槽であれば照明点灯と
同時に二酸化炭素を添加してpHが少し下がるくらいに二酸化炭素の量を調整します。

その後、水草光合成が一番活発になる照明点灯後3〜4時間くらい経った時点で
pHの変化が無ければ二酸化炭素の添加量は適正に保たれていることになります。

逆にこの時にpHが上昇しているようであれば水草が求める二酸化炭素の量に対して
添加量が不足している事を意味します。

この添加量をしっかり管理する事が水草を健康に育てる最大のコツで、
気泡を出させる水景の第一歩になります。

二酸化炭素の適正な添加量を把握する方法としては
試薬の色の変化で確認できるCO2インジケーターなどを使用するのも一つの手です。